ぶんしん出版+ことこと舎便り Vol.48 2025/5/15
日付:2025.05.20

お世話になっている皆さま、名刺交換していただいた皆さまへ
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ぶんしん出版+ことこと舎便り Vol.48 2025/5/15

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 爽やかな季節となりました。いかがお過ごしでしょうか。さて、先月三鷹の井の頭池にある井之頭弁財天で、秘仏「大弁財天」の御開帳がありました。毎回巳年に行われるので12年に一度の御開帳です。今回逃すと次は無理かもという年齢になっているので少々慌てて拝観してきました。秘仏は優しい顔をした弁天様でしたが、12年に一度といわず、毎年行えば、拝観できる人が増えてよろしいのではないかと思いましたが、ありがたみが薄くなるからでしょうか。
 同じく近くの深大寺でも、秘仏「元三大師像(がんざんだいしぞう)」の特別大開帳が始まりました。本来は50年に1度の本開帳のみ拝観できるという、これもまた驚くほどの期間ですが、今回は大修理完了を記念しての特別御開帳とのことです。座像ながら高さ2メートルで、拝観者を圧倒する仏像といわれて興味がありますが、こちらこそ今回のチャンス(6月2日まで)を逃すと確実に次はないのでこちらも慌ててスケジュールを調整しなければなりません。ところで、「50年に一度の御開帳にしましょう」と、誰がどういう理由で決めたのか知りたいですね。(K)
 
御開帳 https://www.jindaiji.or.jp/gokaicho/

 
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▼目次

【1】コラム

 ●【自費出版の周辺】(その13)

【2】トピックス

 ● 『グラフ文伸+』Vol.17できました

【3】イベント情報

 ● HACHIOJIクラフトSAKEフェスティバル2025

【4】主な新刊情報

 
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【1】コラム

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● 【自費出版の周辺】(その13)「自費出版契約ガイドライン」

 

 先日、共同通信社から電話が入り、「川井さんが代表のNPO法人日本自費出版ネットワークの『自費出版契約ガイドライン』を紹介していいですか」と言ってきた。どうも、自費出版についての記事を書くにあたり、出版をしたい人と業者とのやり取りについての注意事項も伝えたいらしい。「自費出版契約ガイドライン」は2008年(平成20年)に作られたガイドラインで、正式には「自費出版契約ガイドライン(自費出版事業者が自費出版を希望する著者と自費出版契約を結ぶ際のガイドライン)」としている。このガイドライン策定の目的は、その遵守を表明した事業者を審査し、合格なら「自費出版契約ガイドライン遵守事業者」として認定し、さらに認定遵守事業者として公開することで、自費出版を行う方々が安心して頼める環境をつくることだった。
 そもそもその頃にガイドラインができたのは、自費出版をめぐるトラブルが社会問題となったためである。当時の大手自費出版業者が、「全国の書店で販売するという契約だったが、数店舗でしか販売されていないではないか」と著者から訴訟が起こされたのである。
 また、「共同出版」という著者半分、出版社半分の出費にかかる契約が、実は著者半分の金額で十分採算が取れる金額ではないのかという疑惑が問題になっていたためである。
 特に、「全国の書店に並ぶ」というのは、著者からすれば殺し文句で、自分の作品が全国の書店に並ぶということは、多くの著者の夢である。しかし、現実は厳しく、書店側からすれば、限られたスペースに売れそうもない本を置くわけにはいかないのである。そんな状況を知ってたか、もう1社の大手自費出版業者は、書店の棚を買って置かせてもらうという奇策に出た。これで、当社の本は全国の主要書店に置いています、と堂々と宣伝ができたのである。当社の近くの書店でその実態を目撃した。通常の棚ではなく、「○○社の本」というような看板が付いた移動式ラックの中にその○○社の自費出版本が置かれていた。ただ、明らかに「この棚は他とは違います」「とりあえず置いています」的な雰囲気だったので、果たしてお客さんが手に取ったのだろうか。当時はそういう大手自費出版社のやり方に不信感が募っていたのである。ただその書店では、いつの間にかその棚はなくなっていた。
 電話があった共同通信社は国内の新聞社や放送局への情報配信業者なので、どの新聞社や放送局が取り上げるかはわからないが、自費出版が話題になるのは歓迎である。さらにNPO法人日本自費出版ネットワークの活動の一端が紹介されるのもありがたいので快諾した。もちろん当社もガイドライン遵守事業者として審査が通り登録されている。
 なお、日本自費出版ネットワークではガイドラインの見直し作業が進んでおり、近いうちに改訂版が発表される予定である。(川井信良)

 
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【2】トピックス

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● わくわくを発信するサスティナブルマガジン『グラフ文伸+』Vol.17できました

 毎号、営業企画室が企画し、見開きごとに担当DTPデザイナーを変えてチームで制作している『グラフ文伸+』ができました。
 今春号では、新たに導入した高精度デジタル印刷機「Revoria Press PC1120」のお披露目を記念して、特集テーマを「文伸の印刷いまむかし」とし、制作現場を支えてきた印刷技術の変遷をたどりました。
「ブレイクタイム」のクイズもぜひご参加ください。応募者全員にオリジナルメモ帳をプレゼントおります。
 
『グラフ文伸+』Vol.17
https://www.bun-shin.co.jp/sys/wp-content/uploads/2025/05/graphbunshin_17_s2.pdf
 
応募フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSckqEYuiPZHx3S0VgHU_IG1_HoIcU_7onyM0tghMy-R31FCiA/viewform

 
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【3】イベント情報

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● HACHIOJIクラフトSAKEフェスティバル2025出店!

 「たま未来クラフトビールフェス」へのご来場ありがとうございました。
 今回も島のお酒で出店いたします。
 
 日時:2025年6月1日(日) 12:00~17:00
 場所:東京たま未来メッセ
 前売り件:3,000円/当日券3,500円
 詳細:https://www.instagram.com/craft_sake_festival/
 
 特設販売では、ワイン、ビール、ウイスキー、焼酎や人気飲食店の食事が味わえます。骨董アンティーク、物販ブースもお楽しみいただけます。(Instagramより)

 
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【4】主な新刊情報

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●『愛がとまらない! カ笑ル食堂10年の軌跡~笑顔と共に~』

著:カ笑ル食堂オーナーシェフ 近藤 明美様/発行日:2025年4月1日 発行
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid02f3AmFPUMeXTPerBe18RtL8C1GcqUoNStyTn3tuEpryZ1rELTxhLDrW44aWXPVttPl&id=100028099495614

 
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出版事業部
〒181-0012 東京都三鷹市上連雀1-12-17
TEL:0422-60-2211 / FAX:0422-60-2200
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