本書のこと
水口様の自費出版は、ジョージ・マンヴィル・フェンの『ロビンとロビン・フッド』(Young Robin Hood)の翻訳本で、おそらく本邦初の翻訳となるものです。
そもそも日経新聞の記者である水口様が、この翻訳を手がけたのは、同新聞の体験学という、自身の体験を連載するコーナーを担当されたからでした。
水口様は「翻訳をしてみよう、というのは、ほんの思いつきからだった。ただ実際に挑戦すると、著作権の問題から始まり、翻訳も想像以上に大変な作業だった(そのあたりの体験談は新聞に連載されています)」と言いつつ、「興味をもつ方がいたら、インターネットで著作権切れになっている小説をぜひ翻訳してみてはいかがでしょうか。もしかしたら“宝の山”が見つかるかもしれません」と付け加え、自費出版の翻訳分野の開拓をおススメしていただきました。
本書は、旅の途中、シャーウッドの森に独り取り残された少年ロビンが、森に住むロビン・フッドとその「陽気な仲間たち」に出会い、少しずつ大人になっていく少年の成長物語です。
児童文学に興味のある方、本好きなお子さんやお孫さんへのプレゼントにぴったりな短編小説です。
(2021/03/16更新)