かつて三鷹にあった水車農家「おおぐるま」に生まれ育った川﨑テル様が、90年前の暮らしを思い出しながら語った「聞き書きによる自分史」です。水車小屋での暮らしやワサビ漬けを軍隊に配達するエピソード、花嫁衣装で歩いて嫁いだ思い出などが、ほがらかで思いやりに満ちた語り口そのままに、綴られています。子どものころから働きどおしだったテル様の姿が目に浮かぶような1冊です。
<ことことメモ>
時にはテル様手づくりの「うでまんじゅう」をいただきながら、お話を伺うひとときは温かい時間でした。
「三鷹市大沢の里古民家」で自分史朗読会が開催されました。
(2021/02/02)