こころへのまなざし
こころへのまなざし
児童養護施設で学んだ子どもと本音で向き合うヒント
藤井 美憲 様様

仕様

サイズ:180×104×172mm
頁 数:358ページ
定 価:1,700+税(税込1,870円)
製 本:ソフトカバー、小口折製本
発売日:2023年6月17日
編集・装丁:小鳥書房
販 売:ぶんしん出版
ISBN978-4-89390-204-7

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児童養護施設で学んだ子どもと本音で向き合うヒント

大学を卒業して、すぐに飛び込んだ児童養護施設という児童福祉の実践現場。
著者の体験を通して学んだこと、実践において必要なことなどを平易な言葉で読みやすくまとめました。
勉強会などのテキスト資料として、ご活用いただければ幸いです。
 
 

もくじ

はじめに
第1章 知ろうとすること
1 子どもの心をわかろうとしているか?
2 成長につながる「きっかけ」とは?
3 その子に届く愛情や思いやりの伝え方
4 人柄にふれるコミュニケーションからはじめる
5 「キミのプライドはどこにある?」
第2章 ありのままを受け入れる
1 可能性を信じて︑待つ
2 共感からはじまる養育
3 素直に、まっすぐに、正直に、誠実に子どもと向き合う
4 何気ない言葉が子どもの孤独を救う
5 子どもから拒否、反発にあうときは
第3章 心遣いのその先に
1 「いい子」ではなく「わかる子」に育てるために
2 子どものペースを受け止める
3 完璧なケアは存在しない
4 子どもにとっての「安全地帯」になる
5 不信感を信頼感に変えられるように
第4章 「児童養護施設職員」として生きる
1 ぼくが児童養護施設の職員になるまで
2 すべては子どもの幸せのために
3 子どもを育てるとき、まず信じるもの
4 伝わるまで諦めない
5 自分を知り、たえず自己検証する
6 職員が果たすべき「責任」とは
7 子育ては仕事? 限界ラインと仕事の質
第5章 「育つ」こと
1 ケアの力量、「実践力」﹂を高める
2 ぶれないスタンス(立ち位置)とセンス(感性)をもつ
3 子どもの自立のためにできること
4 立ち止まって考えることが成長の近道になる
5 「もう動けない」と悩んでしまったら
6 未来に向かって進む
おわりに
藤井美憲『こころへのまなざし』に寄せて
 
 

著者について

藤井美憲 ふじいよしのり

1962年、東京都巣鴨で生まれる。
1歳半で乳児院に預けられ、3歳からは2か所の児童養護施設で生活を送る。
明治学院大学社会学部を卒業し、児童養護施設の児童指導員として就職。
北海道の児童養護施設での勤務を通して、小舎制養護をみずから体験する。
その後、埼玉県の児童養護施設に再就職。
児童家庭支援センターの開設と同時にセンター長に就任。
全国児童家庭支援センター協議会の副会長を務めた。
児童養護施設の施設長と兼務したが、2021年3月に退職。
別の児童養護施設に就職し、現在は施設長を務めている。
共著に『社会的養育ソーシャルワークの道標 児童家庭支援センターガイドブック』(日本評論社)がある。