ぶんしん出版+ことこと舎便り Vol.35 2024/4/17
日付:2024.04.22

 
お世話になっている皆さま、名刺交換していただいた皆さまへ
(配信停止は、hon@kotokotosya.jp まで)
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ぶんしん出版+ことこと舎便り Vol.35 2024/4/17

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 4月10日、当社が加盟している同業者組合(JaGra)の作品展の審査に行ってきました。1966年(昭和41年)から開催している作品展で、業界の技術力向上のために設立されたものです。
 今年は応募数が多く、その分審査も大変でしたが、私が担当した部門の一つ出版印刷部門では、造本設計(本のサイズ、表紙周りのデザイン、本文レイアウトと文字組版、用紙、製本仕様などの設計全般)が素晴らしい作品に出会えて大いに参考になりました。特に目を引いたのは、都心にある著名美術館の300ページほどのカタログで、本文のレイアウトや書体の選択、文字の大きさ、掲載作品のカラー再現性、用紙の選択、程よい製本仕様など、水準の高い造本設計とそれに応えた高度な印刷・製本技術に感心しました。
 実は、文伸も何点か出品しており、特に当社の60周年記念誌は結構力を入れた作品なので結果が楽しみです。審査員は自社作品を審査することはできませんが、他の審査員がどのような採点をするか楽しみです。(K)

 
————————————————————

▼目次

【1】コラム

 ● 道草(12)

【2】イベント情報

 ●【文伸】発注者のためのサステイナブル印刷セミナー&工場見学会(5/15・6/5)

【3】主な新刊情報

 
————————————————————

【1】コラム

————————————————————

● 道草(12)「ミニコミ新聞にハマルの巻」(その6)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ミニコミ新聞『みたかきいたか』に「みたかの顔」というコーナーがある。三鷹に関わる有名無名の人を紹介するコーナーで、創刊準備号から休刊になるまで75名が登場した。
 そのトップバッターは、創刊準備号の0号(1979年〈昭和54〉11月20日)に登場したおでん屋「三恵」の店主今聡子さんである。「三恵」は三鷹の連雀通りとむらさき橋通りが交差する南浦交差点から西へ50m先の路地を右(北)に20mほど入った所にあった8坪ほどの店である。今聡子さんは1907年(明治40年)青森県の津軽生まれで、高等女学校を出たあと結婚。一女をもうけたが40歳のとき夫が心臓病で急逝し、生きていくためにと慣れない居酒屋「三恵」を三鷹で開店した。当初は「やきとり」にも挑戦したが、結局「おでん」を中心とした店になり1954年(昭和29年)から1977年(昭和52年)までの23年間営業を続けた。

 おでん屋「三恵」は、1960年代から77年まで三鷹の青年教育受講生や講師の夜のたまり場となった。当時の三鷹市青年実務学校、後の三鷹市勤労青年学級の青年たちが学級の終わった後、食事や一杯やるために集まったのだ。その青年教育を支えた社会教育主事や講師も合流し夜の青年学級第二幕となったのである。その中心に店主の今聡子さんがいた。今さんは「おばちゃん」と呼ばれ、三恵は「おばちゃんち」となった。

 そしてもう一人の中心人物は三鷹市社会教育主事の小川正美さんである。種子島出身の小川さんは、地方から東京に働きに出てきた青年たちの教育に心血を注ぎ、「おばちゃんち」での濃密な時間も含め「三鷹の社会教育は酒会(しゅかい)教育だ」と言った。
 その小川さんも1995年(平成7年)8月に亡くなった。翌年から小川さんを偲ぶ会を「きずな祭」と命名して開催し、以来毎年全国各地に巣立った青年たちが集まった。今年は没後29年、当時の青年の多くは70代後半となり、この30回忌を区切りに「きずな祭」の最終回を9月に行うことを決めた。
 『みたかきいたか』の「みたかの顔」は、そんな人たちを紹介したいと企画されたのであった。(川井信良)

 
————————————————————-

【2】イベント情報

————————————————————-

● 【文伸】発注者のためのサステイナブル印刷セミナー&工場見学会(5/15・6/5)申し込み受付中!

 

 弊社は2015年度からサステイナブル印刷に取り組んでまいりました。
 ★2016年度にグリーンプリンティング(GP)工場認定を取得
 ★2017-2022年度グリーンプリンティング(GP)普及大賞準大賞6年連続受賞
 ★2022年度にFSC-CoC認証を取得
 ★2023年度グリーンプリンティング(GP)普及大賞(日本印刷産業連合会)
 ★第16回経営者「環境力」大賞(環境文明21)

 これを記念して、より多くの発注者の方にサステイナブル印刷の重要性と実践のポイントを知っていただこうと、本セミナー&工場見学会を企画いたしました。皆様に、ぜひ、この機会に弊社にお越しいただき、「人に伝える・人とつながる」ための印刷物をサステイナブルにする輪を広げられれば幸いです。

 ▼お申込みと詳細はこちら
  https://www.bun-shin.co.jp/0313sub/

 お申込みお待ちしております。

 
————————————————————-

【3】主な新刊情報

————————————————————-

●『多摩学への試み 多摩地域研究』

 寺島 実郎様(総監修)、中庭 光彦様(共編著)、中庭 光彦様・松本 祐一様・荻野 博司様(著)/サイズ:A5判/頁数:250ページ/発行:多摩大学出版会/発売:ぶんしん出版/2024年3月30日発行/2,860円(税込)

 文伸BASEショップ:https://bunshin.base.shop/items/84961970
 amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4893902105

 

●『井の頭公園100年写真集 ハンディー版』おかげさまで好評につき増刷しました!

 三鷹・吉祥寺の書店様に本日から納品予定です。ぜひお手に取ってご覧ください。
 文伸BASEショップ:https://bunshin.base.shop/items/59900646

 

●『ミツバチさん迷子になる』

 著:大森 馨様(ペンネーム)/サイズ:四六判/頁数:104ページ/ソフトカバー/2024年3月1日発行
 これまでお書きになった9話の童話を、読みやすい1冊にまとめました。

 
 
∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴

▼SNSでも情報発信中!

アカウントをお持ちの方は「いいね」や「フォロー」お待ちしております

・ブログ(ことこと長屋):http://blog.livedoor.jp/kotokoto_sya/

・Facebook:https://www.facebook.com/kotokotosya/

・X:https://twitter.com/kotokotosya

・note:https://note.com/bunshin_kawai/

▼「ぶんしん出版+ことこと舎便り」のバックナンバーは、「お知らせ」に掲載しています

https://kotokotosya.jp/news/
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■発行元
株式会社 文伸/ぶんしん出版/自費出版専門工房「ことこと舎」
出版事業部
〒181-0012 東京都三鷹市上連雀1-12-17
TEL:0422-60-2211 / FAX:0422-60-2200
▼メールアドレスの変更・配信停止・ご意見・ご感想・お問い合わせ
E-mail:hon@kotokotosya.jp
∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴
株式会社 文伸 https://www.bun-shin.co.jp/
ことこと舎 https://kotokotosya.jp/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
▼バックナンバー
 

Vol.1 2021/6/15Vol.2 2021/7/13Vol.3 2021/8/17Vol.4 2021/9/13Vol.5 2021/10/15Vol.6 2021/11/16Vol.7 2021/12/15Vol.8 2022/1/14Vol.9 2022/2/15Vol.10 2022/3/16Vol.11 2022/4/15Vol.12 2022/5/16Vol.13 2022/6/15Vol.14 2022/7/15Vol.15 2022/8/26Vol.16 2022/9/26Vol.17 2022/10/14Vol.18 2022/11/18Vol.19 2022/12/15Vol.20 2023/1/13Vol.21 2023/2/16Vol.22 2023/3/17Vol.23 2023/4/14Vol.24 2023/5/17Vol.25 2023/6/15Vol.26 2023/8/3Vol.27 2023/8/16Vol.28 2023/9/21Vol.29 2023/10/23Vol.30 2023/11/16Vol.31 2023/12/19Vol.32 2024/1/16Vol.33 2024/2/19Vol.34 2024/3/14