ぶんしん出版+ことこと舎便り Vol.37 2024/6/13
日付:2024.06.17

お世話になっている皆さま、名刺交換していただいた皆さまへ
(配信停止・希望は、hon@kotokotosya.jp まで)

 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ぶんしん出版+ことこと舎便り Vol.37 2024/6/13

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」(山口素堂)の季節にあたる5月24日に高知で開催されたNPO法人日本自費出版ネットワークの全国大会に当社から2人参加しました。それぞれなるべく安い便をと、私は羽田発ANAの早期割引便(12,470円)で向かい、彼はさらに安い成田発のLCC(約6,000円)で高知に向かう予定でした。が、1日1便の成田発に遅刻してしまい、急遽羽田に戻り約3万円の飛行機に乗ったのでした。
 大会は総会、自費出版アドバイザー講座、記念講演、懇親会と盛り沢山なのですが、さらに大会の前後に地元高知の会員の印刷工場見学もあり、毎回「自費出版漬け」の大会となっています。なお、LCC便に遅刻した彼は、「そんなことありましたか」という顔をして、堂々と講座と講演の司会進行役を担っていました。大会は、全国から集まった自費出版制作事業者の情報交換の場として、また切磋琢磨の場として実り多いものになりました。
 冒頭の俳句のように鰹のシーズンということもあり、本場高知のわら焼きの上り鰹を美味しくかつ沢山いただきましたので、しばらく鰹はよろしいかと。(K)

 
————————————————————

▼目次

【1】コラム

 ● 【自費出版の周辺】(その2)

【2】トピックス

 ● 「だいたい吉祥寺に住んでみた」でご紹介いただきました
 ● 令和5年度ジャグラ作品展2作品入賞
 ● 文伸60周年記念誌のデジタルブックができました

【3】主な新刊情報

 
———————————————————–

【1】コラム

———————————————————–

● 【自費出版の周辺】(その2)「自費出版黎明よれよれ期」

 今から40数年前、吉祥寺の武蔵野八幡宮の先にあった12坪足らずの古い店舗を購入した。借金返済のため千駄ヶ谷の家を売り、三鷹の店舗付きアパートに家族が転がるように引越しをして印刷屋を始めてから18年目のこと。狭いながらも初めての自社物件購入を当時の社長(兄捷一郎)ともども喜び、文伸印刷所吉祥寺支店と位置づけ「自費出版の文伸」と書いた大きな看板を掲げた。
 実は数年前から印刷技術の進歩により小ロット印刷が簡易にできるようになり、少部数が多い自費出版仕事をぼちぼちとやっていたころだった。そんな中、バス通りに面した店舗の開店は絶好の宣伝チャンスとみて、自費出版事業の本格的スタートとした。
 ある日、50歳ほどの品の良い夫人から自費出版の依頼があった。聞くと、知人に業者を探してもらい、その知人の推薦によりお願いすることにしたという。早速大きな看板の効き目があったかと思った。
 夫人は20年前に妹を白血病で亡くし、残された日記や手紙や書、絵などをまとめて一冊の本にするのが夢であったようだ。「ようやく幾分のゆとりを得て念願の妹の本を編むことが叶いました」とまえがきに記している。しかし、依頼者の思いと多岐にわたる大量の原稿は、経験不足の30歳には荷が重かった。大きな看板は他人ごとのように誇大広告に思えた。結局、四六判(文芸関係の書籍に多く使われているサイズ。B6判の寸延び、JIS規格でないが多くは左右128mm×天地188mm) 592頁の化粧函入上製本はスタッフに助けられながらなんとか完成したが、私は良きアドバイザーにはなれなかった。お客様の本づくりにしっかりと応えられなかった自分を恥じた。(川井信良)

 

 このころの当社はこちらから
 https://www.bun-shin.co.jp/60th/ebook60th/?pNo=48

 
————————————————————

【2】トピックス

————————————————————

●「だいたい吉祥寺に住んでみた」でご紹介いただきました

 ゆるく楽しく、都市住まいをする大人のためのサイト「だいたい吉祥寺に住まう」で、当社の雰囲気や、リニューアルした「ことこと舎」のHPについてご紹介いただきました。出版事業部宮川が登場しております。

 https://www.daitai.jp/encounter/list/5/

 

● 令和5年度ジャグラ作品展2作品入賞

 ジャグラ作品展は、グラフィックサービス工業の技術力向上や、マーケットへのアピールを目的し、1966年(昭和41年)から、ジャグラの前身である日本軽印刷工業会が開催している歴史あるコンクールです。
 今回は640点の応募の中から、当社が手がけた2作品が入賞しました。

 

【入賞作品】
 出版印刷物部門 経済産業省商務情報政策局長賞
 『SHAPING NISEKO : 10 Properties by WCH』

 業務用印刷物部門 (一社)日本グラフィックサービス工業会会長賞
 『株式会社文伸 創立60周年 記念誌 1962-2022』

 【詳細】令和5年度ジャグラ作品展入賞作品決定!
 https://www.jagra.or.jp/14289/

 

● 文伸60周年記念誌のデジタルブックができました

 『株式会社文伸 創立60周年 記念誌 1962-2022』のデジタル版を掲載しました。パソコンやスマホでいつでもご覧いただけます。
https://www.bun-shin.co.jp/60th/ebook60th/

  
————————————————————

【3】主な新刊情報

————————————————————

●『僕はこうして生まれてきた』

作:早妃子、編集協力:廣瀬 祐子、イラスト編集者:michuco/184×184×6mm、ソフトカバー/発売:ぶんしん出版/2024年6月9日発行/1,650円(税込)

ぶんしん出版BASEショップ
https://bunshin.base.shop/items/87115503

amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/4893902113/

 

●『あやめ抄伝 元禄歌舞伎の名優 芳澤あやめ 三都に舞う~京・大坂・江戸~』

著者:西 尚男/A5判/66ページ/ソフトカバー小口折製本

 

●『山の旅 心の旅』

著者:糸井 惠美子/天地195mm×左右210mm/56ページ/ソフトカバー無線綴じ

敬称略

 
 
∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴

▼SNSでも情報発信中!

アカウントをお持ちの方は「いいね」や「フォロー」お待ちしております

・ブログ(ことこと長屋):http://blog.livedoor.jp/kotokoto_sya/

・Facebook:https://www.facebook.com/kotokotosya/

・X:https://twitter.com/kotokotosya

・note:https://note.com/bunshin_kawai/

▼「ぶんしん出版+ことこと舎便り」のバックナンバーは、News&Topicsに掲載しています

・https://kotokotosya.jp/

 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■発行元
株式会社 文伸/ぶんしん出版/自費出版専門工房「ことこと舎」
出版事業部
〒181-0012 東京都三鷹市上連雀1-12-17
TEL:0422-60-2211 / FAX:0422-60-2200
▼メールアドレスの変更・配信停止・ご意見・ご感想・お問い合わせ
E-mail:hon@kotokotosya.jp
∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴
株式会社 文伸 https://www.bun-shin.co.jp/
ことこと舎 https://kotokotosya.jp/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 

▼バックナンバー
 
Vol.1 2021/6/15Vol.2 2021/7/13Vol.3 2021/8/17Vol.4 2021/9/13Vol.5 2021/10/15Vol.6 2021/11/16Vol.7 2021/12/15Vol.8 2022/1/14Vol.9 2022/2/15Vol.10 2022/3/16Vol.11 2022/4/15Vol.12 2022/5/16Vol.13 2022/6/15Vol.14 2022/7/15Vol.15 2022/8/26Vol.16 2022/9/26Vol.17 2022/10/14Vol.18 2022/11/18Vol.19 2022/12/15Vol.20 2023/1/13Vol.21 2023/2/16Vol.22 2023/3/17Vol.23 2023/4/14Vol.24 2023/5/17Vol.25 2023/6/15Vol.26 2023/8/3Vol.27 2023/8/16Vol.28 2023/9/21Vol.29 2023/10/23Vol.30 2023/11/16Vol.31 2023/12/19Vol.32 2024/1/16Vol.33 2024/2/19Vol.34 2024/3/14Vol.35 2024/4/17Vol.36 2024/5/16