お世話になっている皆さま、名刺交換していただいた皆さまへ
(配信希望・停止は、hon@kotokotosya.jp まで)
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いかがお過ごしでしょうか。「暑さ寒さも彼岸まで」に期待いたしましょう。
さて、9月5日、吉祥寺東急REIホテルで第27回日本自費出版文化賞の最終選考会が開催されました。主な受賞作品は翌6日に朝日新聞に掲載されましたが、ご確認されたい方は、日本自費出版ネットワークのホームページに掲載されています。選考会は今回から新設された色川大吉賞の選考に注目が集まりました。3人の委員から推薦された3作品が候補にあがり議論の末に『俳句の地平を拓く―沖縄から俳句文学の自立を問う―』が選ばれました。
色川大吉賞の新設の趣旨は、「『色川大吉賞』創設の趣旨」として、2023年(令和5年)11月に発表されました。
「歴史家の色川大吉さんが亡くなられて2年が経ちました。色川さんは、自費出版文化を日本の重要な文化として認識し、生み出された数々の作品を、かけがえのない歴史的遺産とされました。色川さんが自費出版の普及に尽力されたことを銘記し、日本自費出版文化賞に、あらたに『色川大吉賞』を設けることといたしました。
歴史家としての色川さんは、『民衆史研究』の提唱者として知られています。日常を生きる普通の人びとの活動こそが歴史の奔流であるという歴史観です。そのとき、一人ひとりの体験と証言を大切にするという観点から『自分史』という概念を生みだされました。功成り名をとげたという高みからではなく、地域や職場、家族といった日常のなかで、歴史を生き抜いてきた人びとが、その活動と思いを綴ることを強く薦められました。『自分史』こそは、『民衆史研究』の貴重な資料であり、私たちが歴史に参加していることの確認である、と強く訴えました。
ひとりひとりが、自らの思いをみずからの手で書き、思いある人びとに読んでもらうという営みであり、自費出版の精神とつらなることになります。こうした色川さんの思いにふさわしい作品をあらたに選定したいと願い、色川大吉賞を設定することにいたしました。」と記されています。 (K)
第27回日本自費出版文化賞の最終結果(2024年9月5日)
https://www.jsjapan.net/pages/award_history2024
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当社が加盟している業界団体は、一般社団法人日本グラフィックサービス工業会(JaGra)(以下:ジャグラ)である。この団体は30年前(1993年)までは社団法人日本軽印刷工業会と名乗り、その前身は全日本謄写印刷業連盟(1955年/昭和30年発足)となっている。ということでお分かりのように、この組合に加盟している業者は謄写印刷(ガリ版印刷)や和文タイプライターの仕事を源流とする者が多く、その扱う印刷機器や印刷物のため、この業界は長い間「軽印刷」業界と言われてきた。印刷関連業者の団体は、その他にも製本組合やシール組合など9団体があるが、いわゆる一般印刷を扱っている団体は、活版印刷の流れをくむ全日本印刷工業組合連合会(全印工連)と大日本印刷やTOPPANなどの大企業・中堅企業で構成されている印刷工業会などがある。これら10団体をまとめているのが一般社団法人日本印刷産業連合会(日印産連)である。その日印産連が公表している各団体の組合員数はジャグラが718社、全印工連が3,731社、印刷工業会が83社となっている。
なお、ジャグラと全印工連の現会員数はピーク時の約1/3になっている。
そのジャグラの中で、1996年(平成8年)9月に自費出版の勉強会のようなものが生まれた。インターネットによる自費出版物のデータベース化や自費出版事業を学び合う会であった。そもそもジャグラの中で自費出版の勉強会ができたのは、ガリ版や和文タイプライターという簡易な文字物印刷の流れをくむ事業者と、その安い印刷方法を頼りに自分史や追悼集、句歌集などを依頼してきた方々によって、自費出版文化の素地が生まれたと私は考えている。そういう仕事を受注した業者たちが自費出版に文化を感じて、何かできないかと集まったのである。
96年の呼びかけには全国から19社が集まり、早速「自費出版ネットワーク設立準備委員会」ができた。パソコンやインターネットが身近になり始めた頃で、自費出版のデータベース化や電子出版化などがテーマに挙がったが、その中で自費出版物に光を当てる大きな企画が持ち上がった。翌97年1月に決まった「日本自費出版文化賞の創設」である。とんとん拍子で決まった日本自費出版文化賞の体制は、主催者をジャグラにして、管理運営の主管が自費出版ネットワーク(現在のNPO法人日本自費出版ネットワーク)、後援が朝日新聞社や日本図書館協会など6団体、協賛は富士写真フイルム、富士ゼロックスなど6社という構成であった。選考委員長は、歴史家の色川大吉さん。色川さんの呼びかけでルポライターの鎌田慧さんと作家の中山千夏さんが加わり、その他自費出版図書館館長の伊藤晋さんと自分史学会会長の土橋寿さんの計5名となった。
今月9月5日に第27回日本自費出版文化賞の最終選考会が吉祥寺東急REIホテルで開かれて、応募総数718点の中から大賞、色川大吉賞、部門賞、特別賞、シルバー特別賞が決まった。新設された「シルバー特別賞」は入選された全作品(約70点)の中で最高齢者の著者に贈られるものだが、第1回のシルバー特別賞は旭川市在住の102歳の菱谷良一さんに決まった。表彰式は11月9日(土)13時からアルカディア市ヶ谷で行われる。表彰式では最後に受賞者スピーチがあり、毎回感動するメインイベントとなっている。受賞作品即売会もあり、入場無料。
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第27回日本自費出版文化賞 グラフィック部門入選
https://www.jsjapan.net/pages/award_history2024
すごい社史170
https://www.klnet.pref.kanagawa.jp/find-books/kawasaki/shashi-shiryo/sugoi-shashi/sugo-shashi-17.html#170
神奈川県川崎図書館のすごい社史とは?
社史の収集で知られる神奈川県立川崎図書館。1958年の開館以来、これまでに約20,000冊を収蔵し、そのユニークな取り組みからは『社史の図書館と司書の物語』という書籍も生まれています。その神奈川県立川崎図書館がWEBサイトで展開している企画が、「すごい社史」。膨大なコレクションの中から、特色ある作品を紹介していく試みです。
60周年記念誌 電子版
https://www.bun-shin.co.jp/60th/ebook60th/
2024年版日めくりカレンダーが大好評につき2025年版もつくりました! 店頭・ぶんしん出版BASEで販売しております。当社でお買い上げいただくと、オリジナルしおりを1枚プレゼント!
ご注文はこちらから/ぶんしん出版BASEショップ
https://bunshin.base.shop/items/90553067
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午後からキン・シオタニさんのサイン会を予定! 吉コレ限定商品の販売もあります。
お待ちしております。
日時:2024年9月28日(土)10:00~16:30 ※雨天中止
場所:井の頭恩賜公園 (野外ステージと周辺)
詳細:https://kichijoji-collection.com/
当社の協力スタッフのライターの高橋華織さんが出展されます。
日時:2024年9月17日(火)~22日(日)11時~19時(最終日17時まで)
場所:アートギャラリー絵の具箱
武蔵野市吉祥寺本町2-24-6吉祥寺グリーンハイツ205
アクセス https://enogubako.in/access/
詳細:https://i-factory.hatenablog.com/entry/2024/08/04/232318
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著者:あんざいまさなり様/発売:ぶんしん出版/四六判/264頁/ハードカバー/価格:1650円(税込)
amazon、ぶんしん出版BASEショップで販売を始めました。
書籍の紹介はこちらから
https://kotokotosya.jp/book/book41/
ぶんしんBASEショップ
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