ぶんしん出版+ことこと舎便り Vol.45 2025/2/17
日付:2025.02.18

お世話になっている皆さま、名刺交換していただいた皆さまへ
(配信停止は、hon@kotokotosya.jp まで)

 
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ぶんしん出版+ことこと舎便り Vol.45 2025/2/17

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 立春も過ぎて少しずつ春が近づく季節になる、はずでしたが、冬に後戻りをするような日本海側や北海道の豪雪が続いています。寒さが一段と厳しいなか、くれぐれもご自愛願います。  
 一方、近隣の都立神代植物公園では季節通りにロウバイが咲き、透き通った甘い香りが梅園に流れています。隣接している深大寺では毎年3月3日・4日に「厄除元三大師大祭(やくよけがんざんだいしたいさい)」が行われ、同時に縁起だるま市も開かれます。だるま市は規模も大きく「日本三大だるま市」の一つとして近郊の春を呼ぶ風物詩となっていますが、今年は月曜日・火曜日です。
 自由時間がつくれる方は、お気に入りのだるまを手に入れて、名物の蕎麦で一杯やるか、熱々のそば饅頭や甘酒を楽しむのはいかがでしょうか。(K)
 
 深大寺
 https://www.jindaiji.or.jp/event/darumaichi.php

 
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▼目次

【1】コラム

 ●【自費出版の周辺】(その10)

【2】トピックス

 ● 三鷹こ線人道橋(こ線橋)の一般向け書籍の制作について
 ● ミタカビトさまで文伸を紹介いただきました
 ●『井の頭公園いきもの図鑑 改訂版』増刷決定!
 ● 髙野丈さんのInstagram!

【3】イベント情報

 ● 「デザインセッション多摩2024」
 ● キンシオさんによる講演「歩きたいまち 吉祥寺 吉祥寺を歩いて見える―今、むかし、そしてこれから―」
 ● 井崎正治 あそびの時間と小さなかたち 展

【4】主な新刊情報

 
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【1】コラム

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● 【自費出版の周辺】(その10)「『自主制作本』の出版文化が広がっている」

 2月3日の朝日新聞のコラム「取材考記」に、「文学フリマにヒント 出版界 理想描くことから」という見出しで、「文学フリマ」を取材した真田香菜子記者の記事が掲載されている。「文学フリマ」とは「作り手が『自らが〈文学〉と信じるもの』を自らの手で作品を販売する、文学作品展示即売会」である。コミック系の「コミックマーケット(コミケ)」の「文学」版ともいえる。
 真田記者は、「文学フリマ(文フリ)」の盛況を取材し、「出版界が元気を取り戻すヒントを探りたい」と思ったそうだ。その答えが冒頭の見出しになった。そこには「これまでの出版流通の仕組みが大がかりで、維持にコストがかかりすぎる。出版業界の苦境はあくまで『商習慣の危機』では」「個人で自由な出版活動ができる今の状況こそ出版文化の希望」「商業出版では企画が通りにくい挑戦的なものが見てもらえる」などの現場の声に出版界へのヒントを感じられたようだ。
 この「文学フリマ」が昨年12月から、より広い日本最大規模の展示場「東京ビッグサイト」に会場を移したことでも分かるように、「自主制作本」の発表の場の拡大が続いているのだ。「自主制作本」という出版文化が広がっているのである。
 その「自主制作本」を支える一つに、私たちのような「自費出版」の制作工房がある。その現場の視点で考えるに「個人で自由な出版活動ができる今の状況」を可能にしたのは、3つの出版インフラの革新があったからだ。一つはパソコンの登場によって個人が簡単に原稿作成や簡易な印刷データまでを作れるようになったこと。二つ目はデジタル印刷機の登場によって、オフセット印刷が苦手としてきた小ロット印刷のハードルを下げたこと。三つ目はAmazonなどのインターネット販売サイトの出現で書籍の流通のハードルを格段に下げたことである。どれもデジタル技術の進化によるものである。そして今後は生成AIなるものが原稿作成まで変えていきそうである。
 さて、当社もこの1月に新たに最高クラスのデジタル印刷機2台を導入したので計4台が稼働する。現在のデジタル印刷機は、刷り上がり品質もオフセット印刷に負けてなく、写真などはオフセット以上の再現性を発揮している。またデジタル機は「きつい」「汚い」「危険」な3K職場といわれた印刷現場を様変わりさせつつある。当社の工場にはオフセットの4色機とデジタル印刷機が並んでいるので、それぞれの良さを見比べることができる。(川井信良)

 
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【2】トピックス

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● 三鷹こ線人道橋(こ線橋)の一般向け書籍の制作について

 

2025年2月16日 広報みたかに掲載されましたとおり、三鷹こ線人道橋(こ線橋)の一般向け書籍の制作について三鷹市との協業の覚書を締結いたしました。
 三鷹市webサイト
 https://www.city.mitaka.lg.jp/koho/2025/20250216/03.pdf

 

● 「町のデジタルタウンガイド」ミタカビトさまで文伸を紹介いただきました

 

Instagramでご覧いただけます。
 https://www.instagram.com/p/DFAMbafOsVO/
 https://www.instagram.com/p/DFCxQUUhiVZ/
 https://www.instagram.com/p/DFFWJyZJ1fJ/

 

● 『井の頭公園いきもの図鑑 改訂版』増刷決定!

 

3月下旬発行に向けてただいま準備中です。

 

● 『井の頭公園いきもの図鑑 改訂版』の編・著者である髙野丈さんのInstagram!

 

美しい鳥の写真が満載です。ぜひご覧ください!
 @joe.takano
 https://www.instagram.com/joe.takano/

 
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【3】イベント情報

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● 「デザインセッション多摩2024」

 

明星大学デザイン学部様の公開講座です。今回は、まちなかファクトリーがテーマです。
 「工場とまち」の関係を、様々な立場の人たちが集まって、前向きに話し合い、考え、交流できる機会です。三鷹市の工場として当社も登場いたします。
 
 日時:2025年3月1日(土)10:00~19:00
 場所:明星大学 日野キャンパス
 参加費:無料
 申し込み:webサイトから
 webサイト:https://meide.jp/dest2024/

 

● キンシオさんによる講演「歩きたいまち 吉祥寺 吉祥寺を歩いて見える―今、むかし、そしてこれから―」

 

日時:2025年3月12日(水)18:30~20:00
 会場:武蔵野市立武蔵野商工会館 4階市民会議室
 講師:キン・シオタニ氏
 定員:90名(先着順)
 聴講料:無料
 詳細・申し込み:https://www.musashino-cci.or.jp/latest_information/2025011554495/

 

● 井崎正治 あそびの時間と小さなかたち 展

 

銀座の教文館4階エインカレムギャラリーで18日(火)まで開催の「井崎正治 あそびの時間と小さなかたち」展の中で、当社で印刷製本をさせていただいた垣内磯子様の書籍『どろぼうから とどいた 手紙』(https://www.amazon.co.jp/dp/4893902202/)と、その原画も紹介展示しています。
 
 期日:~ 2025年2月18日(火)まで
 時間:10:00~19:00 ※最終日17:00まで
 場所:教文館 4階エインカレムギャラリー(中央区銀座4-5-1)
 詳細:https://www.kyobunkwan.co.jp/ein-karem/archives/info/%E4%BA%95%E5%B4%8E%E6%AD%A3%E6%B2%BB%E3%80%80%E3%81%82%E3%81%9D%E3%81%B3%E3%81%AE%E6%99%82%E9%96%93%E3%81%A8%E5%B0%8F%E3%81%95%E3%81%AA%E3%81%8B%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%80%80%E5%B1%95

 
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【4】主な新刊情報

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●『どろぼうから とどいた 手紙』

著:垣内磯子様/サイズ:7×128×188mm/頁数:104ページ/ソフトカバー/価格:1100円(税込)
 ただいま増刷中です! amazon https://www.amazon.co.jp/dp/4893902202/

 
 
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■発行元
株式会社 文伸/ぶんしん出版/自費出版専門工房「ことこと舎」
出版事業部
〒181-0012 東京都三鷹市上連雀1-12-17
TEL:0422-60-2211 / FAX:0422-60-2200
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