お世話になっている皆さま、名刺交換していただいた皆さまへ
(配信停止は、hon@kotokotosya.jp まで)
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やはり、「暑さ寒さも彼岸まで」の言い伝え通り、お彼岸を境に過ごしやすくなりました。ただ日中はまだ暑さが残る日も多く、一日のなかで寒暖の差が大きくなっています。体調を崩さないようにお気をつけ願います。
さて当社の工場もお彼岸を境に大きく変わりました。オフセット印刷機を引退させて、社内での印刷は全てデジタル印刷機4台に代わります。引退する印刷機はドイツのハイデルベルグ社製の4色機(フルカラー印刷が一瞬でできる印刷機)で、ちょうど20年働いてくれました。9月25日に全社員で引退セレモニーを行い長い間の稼働に感謝しました。ただこの印刷機は第二の人生?というか、第二の活躍の場があるのです。次の舞台はなんと地中海に面した北アフリカのチュニジアです。
また、今回引き取っていただいた業者さんから「20年間使っていてこんなにきれいな状態は珍しい」といわれ、大事に使ってくれたオペレーターのSさんに改めて感謝しました。9月27日に2分割された印刷機がそれぞれ10tトラックに載せられ工場から出ていきました。(K)
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わたくしごとである。
先月2025年(令和7年)9月末に役員を退任した。振り返れば専務取締役、代表取締役社長、代表取締役会長と何十年も取締役がついてまわったが、一年ほど前に社長に退任したいと伝えた。その理由の一つになるが、耳が悪くなった。1対1はいいのだが、会議中のやり取りを聞いても、音は聞こえるが何を言っているのか分からないことが多くなった。同時に声も悪くなり、「聞く・話す」という基本的な意思疎通をつかさどる器官に致命的な不具合がでた。年を取ったのである。経年劣化である。
ところで、役員を長くやってきたといっても優秀だからではない。同族小規模企業によくあることだ。家族が率先して働き、経営の責任も併せもつ、といえば格好いいが、とにかく典型的なパターンである。当然プレイングマネージャーであった。
振り返れば印刷の仕事も長く、55年になる。ただほんの一時期、学校の先生もいいなと、夜間学部に教職課程のある大学の願書を取り寄せた。ただ、当時の川井家の状況を考えれば、転職などは考えられなかったはずである。印刷に嫌気がさしたわけではない。違う世界に触れてみたかっただけだ。といいながら、仲間と地域ミニコミ新聞を発行したときは、印刷の力を見直した。そして、決定的にこの仕事を面白いと思ったのは、自費出版の仕事を始めてからである。
原稿を拝見し、本の設計を考え、文字を組み、校正を出し、印刷をして、製本をする。そしてお客様にお渡しする。そのあとのことであった。なんと、お客様が菓子折り持参で支払いに見え、喜びながらお礼をいただいた。驚いた。お役に立てたのだと思うと嬉しかった。
自費出版を通して、お客様の生きてきた歩みに触れた。身近な死を体験した方が追悼集や遺稿集を出すことで悲しみを乗り越えようとする姿を知った。子どもが成人になって、やっと好きな絵を描き始めた老婦人が貯めていた葬式代を使って画集を作りたいといった。「心配しないで、葬式は医学部に献体して済ますから」といわれた。多くの人から本を作りたいという思いを知らされた。私は、この仕事は面白い、期待に応えたい、もっと勉強せねばと思った。
あと2年ほど、嘱託として勤務させていただく。本づくりの現場で伝えたいことを伝えながらいちプレーヤーとして働く。そして、十数年来ほったらかしにしてきた45年前に創刊したミニコミ新聞『みたかきいたか』の復刻+アルファ本を出版する。私自身の最初で最後の自費出版である。(川井信良)
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2015年9月15日に誕生した自費出版専門工房ことこと舎は、今年で10周年を迎えました。
そこで2025年10月から2026年3月末の間で、ことこと舎で本づくりのご契約をいただいたお客様にご自身の作品(書籍)の表紙を用いたオリジナルノートをプレゼントいたします。
これを機に自費出版をご検討いただけたら幸いです。まずはご相談ください。一人でご相談は…という場合は、11月12日(水)開催の三鷹まちゼミがございますので、ぜひお申込みください。
キャンペーンのお知らせ
https://kotokotosya.jp/news/10th_anniversary/
三鷹市と当社の協働事業として、地域で愛された三鷹跨線人道橋の94年の思い出や歴史が、貴重な資料、写真や証言を盛り込み読みやすい書籍になります。
「広報みたか」 (2025年2月16日)の記事はこちらから。
https://www.city.mitaka.lg.jp/koho/2025/20250216/03.pdf
三鷹市発行(ぶんしん出版発売)のこの書籍は、「三鷹こ線人道橋跡ポケットパーク(仮称)」整備のふるさと納税を活用した、三鷹市のクラウドファンディング返礼品です。三鷹市民在住の方はご利用できませんが、一般販売も年末年始から予定しています。
寄付はこちらから
https://www.furusato-tax.jp/gcf/4239
どうぞお楽しみに。
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自分史や旅行記、趣味の記録など、大切な想いを世界に一つの本にしませんか?
NPO法人日本自費出版ネットワーク認定の自費出版アドバイザーが、本づくりの一歩を踏み出すにはどうすればよいか、豊富な実例で分かりやすくご案内します。
2025年10月20日(月)9:00電話受付開始!
開催日:2025年11月12日(水)14:00~15:30
対 象:本づくりに関心のある方
定 員:8名
費 用:無料
会 場:三鷹市上連雀1-12-17 三鷹ビジネスパーク1号館1F 株式会社 文伸
申し込み:2025年10月20日(月)から0422-60-2211/9:00-18:00
Instagram:https://www.instagram.com/machizemi_in_mitaka
チラシ:https://www.mitaka-s.jp/_files/00015646/0917.pdf
自費出版即売会・相談会もありますのでお気軽にお越しください。
受賞された方のすてきなスピーチもおすすめです。
日時:2025年11月8日(土)12:30~17:00
場所:アルカディア市ヶ谷
内容:第28回日本自費出版文化賞表彰式、第5回自費出版即売会、日本自費出版文化賞入選・受賞作品展示会、自費出版相談コーナー
入場料:無料
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著:畑 文夫 様/B5/532ページ/ハードカバー/2025年9月1日発行
著:長谷川 和雄 様/A5/246ページ/ハードカバー/2025年10月1日発行
編著:竹 賢一 様/A5/142ページ/ソフトカバー/2025年10月1日発行
著:美対 かず 様(三井 一夫 様)/四六判/224ページ/ソフトカバー/1,650円(税込)/2025年10月1日発行
(増刷2刷)著:垣内 磯子 様 絵:村田エミコ 様/四六判/96ページ/ソフトカバー/990円(税込)/2025年10月10日発行
ぶんしん出版BASEショップ https://bunshin.base.shop/items/115155441
amazon https://www.amazon.co.jp/dp/4893902288/
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■発行元
株式会社 文伸/ぶんしん出版/自費出版専門工房「ことこと舎」
出版事業部
〒181-0012 東京都三鷹市上連雀1-12-17
TEL:0422-60-2211 / FAX:0422-60-2200
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