ぶんしん出版+ことこと舎便り Vol.54 2025/11/12
日付:2025.11.13

お世話になっている皆さま、名刺交換していただいた皆さまへ
(配信停止は、hon@kotokotosya.jp まで)

 
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ぶんしん出版+ことこと舎便り Vol.54 2025/11/12

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 いつもご愛読いただきありがとうございます。季節は一気に涼しさをこえて寒くなりました。そのせいか体調を崩してしまい、駆け込んだいつもの医院は通常の三倍ほどの患者さんでいっぱいでした。
 さて、先月30日に当社の第64期経営報告会がありました。当社は9月決算なので、昨年10月から今年の9月までの成績などの報告会となります。まず社長から64期の成績発表があり、続いて65期の目標や戦略等が話されました。各部署からも64期の報告と65期の計画発表、そして永年勤続者表彰と社長賞、会長賞の表彰もあるという社内最大行事であります。
 社長賞は、新たに導入した高性能デジタル印刷機に果敢に挑戦をした、製本担当の社員が受賞しました。多能工化の良き事例です。
 会長賞は、私が会長を退任したので最後の会長賞ということで、ここ30年ほどのスパンで「この方がいて今がある」という視点で3名を選びました。一人は当社がアナログ組版の和文タイプライターから電子組版、DTPというデジタル組版に移行する際に、先頭に立って電子化の道を切り開いた制作部門の社員です。もう一人は当社が本格的オフセット印刷機を導入してから引退までの24年間、文伸のオフセット印刷部門を支えてくれた印刷オペレーターの社員です。最後の一人は、文伸の看板事業の一つ、自費出版や周年誌などの書籍づくりのレベルをさらに高め、内外の高レベルなスタッフ体制を構築した編集社員です。
 この賞は毎回社長や会長の「独断と偏見の選考である」ことを伝えていますが、経営者の評価の視点が試される選考でもあります。その視点の共感度を知るすべは、拍手の大きさであります。(K)

 
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▼目次

【1】コラム

 ●【自費出版の周辺】(その19)

【2】トピックス

 ● 11月14日(金)写真提供をしたテレビ朝日「午後もじゅん散歩」が再編集放送!
 ● 第28回日本自費出版文化賞 小説部門賞受賞

【3】イベント情報

 ● 『東京諸島アンテナショップ』期間限定OPEN!

【4】主な新刊情報

  
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【1】コラム

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● 【自費出版の周辺】(その19)「自費出版ライブラリー『考耕行』」

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 11月8日に「2025日本自費出版フェスティバル」が開かれた。主催はNPO法人日本自費出版ネットワーク(共同代表中山千夏、川井信良)である。フェスティバルのメインイベントは第28回日本自費出版文化賞(主催:日本グラフィックサービス工業会、後援:朝日新聞社、日本図書館協会など、協賛:富士フイルムなど)の表彰式で、そのなかでも毎回注目されるのは受賞者のスピーチである。自分で多額の費用を払ってまで、本を作りたかった熱い思いが語られるのである。今回登壇するのは16人。805点の作品の中で、高い評価を受けた作者たちである。
 今回は昨年より87点多い805点の作品が集まり喜んだのだが、実は毎年応募される作品の保管場所が問題になっている。最初の頃は事務局の隅に積み上げていたが、早々にいっぱいになり、結局会員であるサンライズ出版(滋賀県彦根市)の倉庫に置かせていただいている。しかしここも満杯になりつつあるので大きな悩みになっていた。なにしろ毎年700点ほどの作品が送られてくるわけだから保管スペース問題は年々深刻度が増しているのだ。しかし日本の自費出版のデータベース化や公開を進めているNPO法人日本自費出版ネットワークとすれば、処分できない貴重な作品群なのである。
 現在約1万5千冊の作品が保管されているが、その窮地を救ってくれたのが、10月1日から開設した「自費出版ライブラリー 『考耕行』(こうこうこう)」https://koukoukou.life/である。サンライズ出版から相談を受けた有限会社ウエスト(滋賀県近江八幡市)が、近江八幡市にある旧近江兄弟社小学校図書室(学校法人ヴォーリズ学園)の再活用に「15,000点の自費出版本の展示と保管・販売」という提案をしたところ採用されたのである。

 11月8日のフェスティバルで表彰された作品は16点だが、残りの789点の作者にも当然熱い思いがある。その多くの思い背負った書籍が毎年琵琶湖に近い旧小学校図書室に保管・展示されることは、日本の自費出版文化を守る上で大変意義深いことなのである。(川井信良)

 自費出版の拠点に 「日本最大級」1万冊閲覧 図書室オープン 近江八幡 /滋賀
(以下は毎日新聞有料WEB版、途中まで閲覧可)
 https://mainichi.jp/articles/20251014/ddl/k25/040/126000c

 
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【2】トピックス

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● 11月14日(金)写真提供をしたテレビ朝日「午後もじゅん散歩」が再編集放送!

 放送日時:2025年11月14日(金)午後1時55分~2時53分予定
 内容:タレント・高田純次さんが「一歩一会」をテーマに散歩する番組です。
 今回は2023年に放送をした【井の頭公園 編】【井の頭カフェ巡り 編】を再編集して放送されるとのことです。
 『井の頭公園100年写真集』(ぶんしん出版)から3枚の写真を提供しております。ぜひごらんください。

 

● 第28回日本自費出版文化賞 小説部門賞受賞

  第28回日本自費出版文化賞の小説部門(応募数215点)の最優秀作品の小説部門賞に、当社で制作担当させていただいた、東 英文様の『あたし、お地蔵さんになれるかな? 運がいいとか悪いとか』が選ばれました。
  11月8日に開催された表彰式で東様も受賞のスピーチを述べられました。
  
  当日の様子はこちらから
  https://kotokotosya.jp/book/book45/

 
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【3】イベント情報

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● 『東京諸島アンテナショップ』期間限定OPEN!

 多摩魅力発信事業の一環として『東京諸島アンテナショップ』を期間限定でオープンします。
 島の特産品販売だけではなく、体験イベントやワークショップなども実施します。皆様のご来場をお待ちしております。

▲ 2025/11/28(金)~12/14(日)10:00~19:00
 会場:ぽっぽ町田<JR横浜線・小田急線「町田」駅 徒歩3分>

▲ 2025/12/17(水)~12/25(木)10:00~19:00 ※営業時間は変更になる場合があります。
 会場:松屋浅草
  <東京メトロ銀座線「浅草駅」7番出口より徒歩1分
   東武スカイツリーライン「浅草駅」2階直結
   都営地下鉄浅草線「浅草駅」A5出口より徒歩3分>

 
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【4】主な新刊情報

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●『父の足跡 ―日本のモータリゼーションの幕開けを促した男―』

著 小林 徳子 様/頁数:本文92ページ/A5判/ハードカバー糸かがり/2025年10月1日発行

 
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