ぶんしん出版+ことこと舎便り Vol.55 2025/12/26
日付:2025.12.26

お世話になっている皆さま、名刺交換していただいた皆さまへ
(配信希望・停止は、hon@kotokotosya.jp まで)

 
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ぶんしん出版+ことこと舎便り Vol.55 2025/12/26

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 今年一年『ぶんしん出版+ことこと舎便り』をご愛読いただきましたこと厚くお礼を申し上げます。あっという間の一年でした。
 特に暑かった日が長かったので調べてみますと、6月~8月の平均気温が観測史上最高を記録して、その暑さは9月末まで続いたとのことです。また、気候だけでなく世の中の動きもいろいろありました。4月に大阪・関西万博が開幕し、半年間の開催期間に一般入場者が2557万8986人とありました。10月に自民党の総裁選が行われ、高市早苗さんが当選し女性初の内閣総理大臣が誕生しました。同時に26年間連立政権を組んできた公明党が「政治とカネの問題に妥協しない」と離脱しました。11月に入ると高市首相の「台湾有事」発言が出て、その影響が深刻な広がりを見せています。
 また気温の方も一気に下がり、秋がさっさと過ぎ去り冬到来となりました。クマ被害や大分佐賀関の大規模火災、香港の高層住宅火災、そして青森の震度6強の地震など暗いニュースが続きました。
 ウクライナに侵略したロシアは停戦に耳を傾けることなく、ここぞとばかり侵略を続けているようです。ガザも停戦合意後も戦闘が散発的に続いているようで人道危機が深刻化しています。そして我が国の首相の「台湾有事」発言は、戦後80年という節目に、「戦後」を終わりにして「戦前」にしてしまったのではと思うほど、きな臭さが一気に高まりました。
 元首相の田中角栄さんが、「戦争を知っているやつがいるうちは日本は安心だ。戦争を知らない世代がこの国の中核になった時が怖い」といった言葉が重く腑に落ちる昨今です。
 そんな暮れのご時勢ですが、新しい年が皆さまにとって健康で安心・安全な年になることを祈念して、今年最後の挨拶といたします。では、来年もご愛読をよろしくお願いいたします。 (K)

 
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▼目次

【1】コラム

  ●【自費出版の周辺】(その20)

【2】トピックス

  ● 年末年始休業日のお知らせ
  ● 相談役note更新中!

【3】イベント情報

  ●『東京諸島アンテナショップ』期間限定OPEN!

【4】主な新刊情報

 
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【1】コラム

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● 【自費出版の周辺】(その20)『三鷹跨線人道橋 94年の記憶と記録』を発行

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 JR三鷹駅から西側400mほどにあった、三鷹跨線人道橋(以下跨線橋)が今年の3月にすべて撤去された。存続を求める住民の声も大きく、三鷹市もJR東日本からの無償譲渡に心が動いたが、耐震診断でNGが出た老朽化した橋は保守維持費がかかりすぎるため辞退した。三鷹市はそのため、撤去される前に跨線橋の記録を残そうと工学院大学建築学部の専門家に調査を依頼した。その報告書『三鷹こ線人道橋調査報告書』(以下報告書)は2024年(令和6年)3月に発行されたがすぐ完売したとのこと。
 実はぶんしん出版でも、撤去が決まった2か月後の2021年(令和3年)11月に出版企画が立ち上がり、12月には跨線橋の古い写真の募集を始めていた。社内の別部隊も跨線橋の日々を伝えようと毎日写真撮影をしたりnoteやFacebookページを立ち上げたりして、跨線橋ファンの輪を広げていった。
 そうこうしているうちに、跨線橋はJR東日本の所有物ということもあり、民間の商業出版には高いハードルがあることが分かった。二の足を踏んでいたところ、三鷹市との協働出版ならハードルが低くなることが分かり、両者で調整をして「三鷹こ線人道橋に関する書籍出版等に係る覚書」を交わしたのである。

 覚書は2025年(令和7年)1月に交わされ、その日から本格的な編集作業に入った。三鷹市の第一の希望は『三鷹こ線人道橋調査報告書』(報告書)を一般向けに要約したものを入れて欲しいとのことだった。確かに跨線橋の全貌を伝える貴重な報告書で、この報告書の簡易版に40頁を割いた。また、撤去従事者の座談会も三鷹市の提案で企画され、担当職員の奮闘など興味ある話が出た。
 一方当社が集めた古い写真や思い出の寄稿文も徐々に集まってきた。その多くから読み取れるのは、あの跨線橋(またの名は「陸橋」)は「渡るだけの橋ではなかった」ということである。そもそも広大な電車庫建設のために行き来が不便になった近隣住民のために造られた橋なのだが、当初の用途を超える存在になったのだ。ある人にとっては、子ども時代の「大展望台の天空の楽園」であったり、「鉄道好きにはたまらない場所」であったり、「調布の花火大会の観覧席」にもなっていたのである。また作家の太宰治が「ちょっといい所」と語ったように、西側遠方には富士山が見え、その手前に丹沢山系や奥多摩の山々の眺められる「眺望の場所」でもあった。そして「太宰治の足跡の場所」にもなった。
 報告書で当時の三鷹駅周辺の世情を伝えるために引用された『連雀多摩の曙』(1987年(昭和62年)/森英樹著)の森さんは、「私はこの駅前に移り住んで、ほとんど同時に完成したこの橋にこよなく愛着をもつようになり、こころがゆきづまるとこの橋上に来て、四季のうつりかわりをスケッチしている内に登山熱をかりたてられ、山男へのきっかけとなった」と記している。確かに橋の上でたたずんでいる人がよく見られた。三鷹跨線人道橋は、多くの老若男女にとってただ渡るだけの橋ではなく「特別な所」であったのである。
 さて、跨線橋からの山々を眺めて山登りに目覚めた森英樹さんは、そのまま山登りを続けて73歳のとき槍ヶ岳、穂高岳の単独登頂をしたと記されている。実は、『連雀多摩の曙』はぶんしん出版で制作された自費出版なのである。私が担当した懐かしい本でもある。印刷に詳しい森さんはどうしても活版印刷でやりたいと希望した。しかし当時、活版印刷からオフセット印刷が主流になってきて、書籍の活版印刷を行う印刷所は都内でも少なく、確か探し出して印刷をお願いした活版印刷所も2年後にオフセット印刷に移行したと記憶している。
 跨線橋の調査報告書の引用に使われた、40年近く前の森さんの自費出版本が、貴重な証言として紹介されたことに、なにか運命的なものを感じた。少々気難しい森さんとのやり取りを経験し、駆け出しの自費出版アドバイザーを鍛えてくれたことを思い出した。

 

■『三鷹跨線人道橋 94年の記憶と記録』は、三鷹市のクラウドファンディングの返礼品となっていますが、12月末から一般販売もスタートします。A5変形判、172頁、定価3,300円(税込)。

三鷹市や武蔵野市の書店やamazon・ぶんしん出版BASEショップで販売。全国の書店でも注文はできますが、当社に直接の注文もできます。
お問い合わせ:0422-60-2211(担当:宮川和久、川井林太郎)年内は12月26日(金)まで

 ※当社への直接のご注文・amazon・ぶんしん出版BASEショップは、1月9日以降順次発送になります。
  amazon https://www.amazon.co.jp/dp/4893902326/
  BASE https://bunshin.base.shop/items/129268350

 
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【2】トピックス

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● 年末年始休業日のお知らせ

 2025年12月27日(土)~2026年1月4日(日)まで
 2026年1月5日(月)から営業いたします。

 

● 相談役note更新中!

 https://note.com/bunshin_kawai
 ポケットスペースのこと、日本自費出版文化賞のことを掲載しました。ぜひご覧ください。

 
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【3】イベント情報

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● 『東京諸島アンテナショップ』期間限定OPEN!

 日時:2026年1月7(水)~13日(火)10:00~20:30 ※最終日は19:00まで
 会場:国分寺マルイ 1F カレンダリウム03
    <JR中央線 国分寺駅(南口)
     西武鉄道 国分寺線 多摩湖線 国分寺駅>
 Instagram:https://www.instagram.com/tokyoislands_antennashop/
 多摩魅力発信事業の一環として『東京諸島アンテナショップ』を期間限定でオープンします。
 ぽっぽ町田、松屋浅草には、たくさんの方にご来場いただき心よりお礼申し上げます。

 
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【4】主な新刊情報

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● 『あさとゆり詩集 こうしとちょうちょ』

 詩 あさとゆり 様、イラスト Hiiro 様/頁数:76ページ/ハードカバー/サイズ: B6判/発売:ぶんしん出版/価格:1,430円(税込)/発売日:2025年12月20日/ISBN978-4-89390-233-7

 みずみずしい言葉で綴った少年詩です。
 詳細 https://kotokotosya.jp/book/book50/

 amazon、ぶんしん出版BASEショップで販売中
 amazon https://www.amazon.co.jp/dp/4893902334/
 BASE https://bunshin.base.shop/items/128647776

 

●『三鷹跨線人道橋 94年の記憶と記録』

 頁数:172ページ/サイズ:A5変形判/定価3,300円(税込)/発行:三鷹市/発売:ぶんしん出版/2025年12月30日/ISBN978-4-89390-232-0

 ※1月9日から順次発送いたします
 amazon https://www.amazon.co.jp/dp/4893902326/
 BASE https://bunshin.base.shop/items/129268350

 
 
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■発行元
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出版事業部
〒181-0012 東京都三鷹市上連雀1-12-17
TEL:0422-60-2211 / FAX:0422-60-2200
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